オリーブオイル鑑定士が判定する「品質の良いオリーブオイル」とは
「欠点のないオリーブオイル」のことを指しています。

オリーブという植物に関して理解を深め
化学的なアプローチと自らの五感を駆使し
人【ヒト】にしか知覚・表現できない感覚をもって
DOP 審査に出品されるオリーブオイルが
規定に則って生産されているかを判定する鑑定力が求められます。

さらに
人体にとって有益な成分に由来する辛味や苦味
上質なオイルに求められる心地よい香りについても評価を下さなければなりません。
これは「官能分析」と呼ばれる鑑定手法で
オリーブオイルの品質審査に重要な役割を果たしています。

味や香りなど製品自体の品質と同時に
生産地と品種の由来の特性をきちんと反映しているか
原産地名称保護制度「DOP」に相応しいオリーブオイルかどうかも審査対象です。

DOP 認定の有効期間は1年間であるため
一度 DOP 認定を得たからと言って安泰とはいきません。

DOP 認定を継続して授与している製品は
その生産者の評価と信頼を高める効果も併せもっています。

Denominazione d'Origine Protetta

イタリアでは、EU での原産地名称保護「 PDO 」に準じた制度として
「 Denominazione d'Origine Protetta【 DOP 】」が定められており、農産物及び伝統的な食品等がその対象です。

オリーブオイル鑑定士を目指すのは…

オリーブオイルの生産者

研究者

ご家庭で活かしたいかた

事業で活かしたいかた

学生のみなさん

このように、職業・年齢・動機もさまざまです。

オリーブオイルという食品は
日本における「 お醤油 」や「 お味噌 」のように
伝統的でありながら、 とても身近な食品であり
ごく限られた人だけがオリーブオイル鑑定士を目指すといった
特別な資格ではありません。

UMAO での鑑定士育成過程では
オリーブという植物を通して
「 農 」と「 食 」についての相互理解も深まっていきます。

ワイン・ソムリエや調理師など
飲食業で既に活躍されているプロの方々はもちろん
ご自身の健康について意識・関心の高い方
お子さんの体を育んでいくことと切っても切り離せない
「 食事 」について強い関心のある父母のみなさんに
UMAO鑑定士が修得する技能と知識に触れ・学んで頂くことは
とても価値あることだと自負しています。

国産であるか輸入品であるかを問わず
多様なオリーブオイルが流通している現在の日本において
『 品質の良くない製品が混在している 』と認識を改めたとき
価格や包装の出来不出来であったり
扱っている企業の認知度や製品名の耳心地の良さであったりと
品質とは直接関係のない基準によって
『 これは体に良さそうな製品だ 』と購入に至ってしまった結果
ご自身を含めて ご家族や お子さんまでもが
知らず知らずのうちに粗悪な食品を摂取してしまっている
といった危険性が潜んでいることを否定できないのではないでしょうか。

これからの日本において
オリーブオイルについての正しい理解と最新知識の共有
そして誰かの評価や銘柄などに影響されることなく
自らの五感で その品質を判別できるということは
とても意義あることだと UMAO では考えています。